ゲルニカ読書記

武器にするための読書記録

Netflix 天才の頭の中<ビルゲイツを解読する>が面白かった

あらすじ

ビルゲイツの学生コーダー時代、母親との不和、膨大な量の読書週間、仕事の姿勢、友人との別れ、社会問題の解決、などを通してビルゲイツという人を知る番組。必要以上にビルゲイツを称賛することもなく、批判することもない、客観性を保ったいい番組だった。

なぜ見たくなったのか?

2015年に世界的なパンデミックが起きたら、対応できないだろうと予言したビルゲイツがどんなことを考えて生きているのか知りたくなった。
コロナ下でも、ワクチン開発に多額の出資をするビルゲイツは何のためにそうするのか、知りたくなった。

感想

テクノロジーによって、困難な課題を解決したい、というのがビルゲイツという人の根本的な欲求だと思った。
課題の解決自体がやりたいことなので、人生=仕事に近い。
土日昼夜関係なく働きつづけ、まとまった休みも読書と思索に費やす。
悩みはつきないのだろうが、それでいて楽しそうではある。

スラム街のトイレ問題、ポリオ、エネルギー問題といった困難な課題に取り組みつつ、目まぐるしい成果を上げてるとは言えなかった。
それでも解決するための手段を考え続ける姿勢がかっこいいと思った。

「人気取りのためじゃない」と本人が良く言っていたが、ビルゲイツは解決のために感情に訴えることをしない。
しかし、誰よりもどうすればいいかを常に考え、行動している。社会への還元ということを実践している温かい人なのだと感じた。
ビルゲイツは自分の人生で何が一番大切なのか、優先順位を考えて、決められた。
それが世界で大きな影響力を持つ人と、そうじゃない人との差だと思った。

刺さった言葉

ビルゲイツは解決が困難な問題にぶつかったとき、よくこう言ったという。 「Work harder.」

これから何を変えるか

・自分の人生で最も重要なもの1番、2番、3番は何か?を考えてブログに書く。
・難しい分厚い本を読む。誰も読みたがらない本を読む、考えたがらない複雑なこと考えることに価値がある。