ゲルニカ読書記

武器にするための読書記録

生き方 (稲盛和夫) <誠実に生きるのは美しい>

この本のテーマは何か

人間は何のために生きるのか

キーワード

・人間として正しいか
・魂を磨く
・仏教

目次

第1章 思いを実現させる
第2章 原理原則から考える
第3章 心を磨き、高める
第4章 利他の心で生きる
第5章 宇宙の流れと調和する

要約

・混迷の時代だからこそ、「人間は何のために生きるとか」という根本的な問いに真正面から向き合う必要がある。

・それは魂を磨くことにある。お金や地位は現世限り。唯一滅びないのは魂のみだ。

・では魂を磨くにはどうすればいいのか。それは日々懸命に働くことだ。

・労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくといった大きな価値と意味がある。

刺さった言葉

「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもってこの世を去っていく。私はこのことより他に、人間が生きる目的はないと思うのです。


運命を変えていくものは、ただ一つ私たちの心であり、人生は自分でつくるものです。


つまり思ったことが原因となり、その結果が現実となって表れてくる。だから考える内容が大切で、その想念に悪いものを混ぜてはいけない、と説いているのです。


「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」

六つの精進

①だれにも負けない努力をする
②謙虚にして驕らず
③反省ある日々を送る
④生きていることに感謝する
⑤善行、利他行を積む
⑥感性的な悩みをしない

読んだ感想

心に刺さる。まさしくそんな本だった。
言葉の一言一言から稲盛和夫さんの心のエネルギーというか言葉の重みを感じた。
嘘をつかない、人として正しく生きることを徹底してきた人が発する言葉だからなのだろう。

仏教や宇宙の話は宗教的で初見は抵抗があったが、数々の偉業を成し遂げた人のマインドの根っこはこういうものなのだ、と考えると受け入れられた。
誠実に生きるのは美しいことだ、という感覚を思い出させてくれる本だった。

これから何を変えるか

・人間は何のために生きるのか、に対する自分なりを答えをブログに書く。
・誰にも負けない努力をする。毎日1本ブログを書く。
・自分の言葉を振り返る。本当に思っていることを言ったか。誠実だったか。
・今日一日感謝の気持ちを持っていたか。振り返る。

生き方

生き方

  • 作者:稲盛和夫
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: 単行本